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日本のプラスチックゴミ問題の課題を考えるおススメ本

日本の一人当たりのプラスチック容器包装ゴミ排出量は世界で第2位です。(2018年国連環境計画の報告書より)

わたしは、このランキングの数字に衝撃を受け、KANKIKUを立ち上げました。

 

プラスチックゴミが日本ではどれくらい廃棄されていて、どのような種類のプラスチックがあって、どのようにリサイクルを含め処理されているのか。世界的にみて何が問題とされているのか、いろんな角度から1ページ1ページ、プラスチック問題について理解を深められるおすすめの一冊の紹介です。

 

『プラスチックの現実と未来へのアイデア』高田秀重監修(東京書籍 2019年出版)

 

プラスチックの現実と未来へのアイデア | 高田秀重 |本 | 通販 | Amazon

 

私も、何冊もプラスチックゴミ関連の本を読んでいますが、日本の課題にフォーカスをしたいのであれば、この1冊を読めば大体網羅できます。とてもお勧めです。蛍光ペンだらけになってしまうくらい読み込みました(笑)

 

この本を読んで改めて、日本におけるプラスチックリサイクルのからくり=サーマルリサイクル(熱回収)しているからリサイクル水準は高いという言い分に疑問を感じています。

私の住む西東京市もプラスチックゴミの回収(資源)には力を入れているので、昨年まで、自分の中ではプラスチックゴミはリサイクルされて、再生プラスチックとして違う製品に生まれ変わっている、と思い込んでいたのですが、どうやら、それはほんのちょっぴりなわけで、ほとんどは燃やして熱利用、例えば温水プールなどの燃料にしているというのだから、これはリサイクルとは言わないのではないか、ということに気づきました。

 

本を読むのはちょっと時間がない、という方には、↓NHKの大学生向けコンテンツ、このURLを

クリックして読んでいただければ、それだけでOKです。

 

1からわかる!プラスチックごみ問題(1)|NHK就活応援ニュースゼミ

 

まずは、日本人の皆さん、プラスチックの過剰包装はやめましょうよ。

消費者も生産者(メーカーさんも)お互い、こういう包装、パッケージはゴミを出しているだけだから

止めよう、ここまでしなくていいよ、そんな意識を広められたら、そんな思いで、

かつ押しつけがましくなく営業支援、商品開発に取り組んでいきたい。そう思う今日この頃です。